統合失調症 治る確率

統合失調症が治る確率はどのくらいか

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人間の思考や感情は脳内の神経機能のネットワークによって制御されていますが、このネットワークが何らかの原因で情報や刺激に対して過敏になり過ぎると脳が上手く対応できなくなってしまいます。
すると、このネットワークが上手く働かなくなるので思考や感情を制御できなくなってしまいます。
このように脳内の思考や感情を統合する機能が失われた状態になってしまう病気を統合失調症といいます。
統合失調症の症状を大きく分けると幻覚や妄想などの症状が現れる陽性症状、何事に対しても意欲が低下してしまう陰性症状、物事に対して臨機応変に対応できなくなる認知機能障害の3つです。
統合失調症の病型は大きく分けると妄想型と緊張型と破瓜型の3つです。
妄想型は30歳前後に発病することが多く、症状は幻覚や妄想が中心です。
緊張型は青年期に急に発病することが多く、発病すると極度に緊張したり奇妙や姿勢をとったり大声で叫ぶなどの異常行動がみられます。
破瓜型は思春期から青年期にかけて発病することが多く、発病すると最初は陰性反応が現れますが徐々に陽性反応が現れるようになります。

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統合失調症の治療法は抗精神病薬を使った薬物療法や心理社会的療法などが中心です。
薬物療法は副作用が少なく、陽性症状だけでなく陰性症状や認知機能の改善効果も期待できる新規抗精神病薬を単剤で用いるのが望ましいとされています。
心理社会的療法とは患者に治療の重要性を理解させることで積極的に治療に取り組むようにさせる治療法です。
患者が積極的に治療に取り組むかどうかは回復の度合いに大きく影響します。
統合失調症が治る確率は症状の重さや治療への取り組み方によって多少の違いはありますが、発症から20〜30年経過すると20〜30%程度の患者は回復または社会的治癒に至るとされています。
何らかの症状が現れているものの日常生活に支障をきたさない程度であれば軽症群に分類されますが、軽症群および中等症群の割合は25〜30%程度とされています。
そのため、実質的な治る確率は50%程度になるとされています。
また、近年では新薬の開発や心理社会的療法の充実が進んでいることから今後は統合失調症が治る確率はより高くなるとされています。

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