統合失調症 残遺状態

統合失調症における残遺状態とはどのようなものでしょうか

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統合失調症という病気は、様々な症状を呈する病気です。
この病気の原因は遺伝ともそうではないとも言われていますが、事実、血縁者に患者がいる場合には一般の人に比べて発病することが多いです。
統合失調症の症状には、陽性と陰性があります。
では、ここからはそれらを見比べながら詳細を見て行きましょう。
まず第一に挙げられる症状は妄想です。
これは事実とはかけ離れたことを、何の根拠もなく確信します。
このような状態の時には、どう説得しても間違いを証明しても意味がありません。
中でも多いのが、被害妄想と誇大妄想です。
前者はその名の通り、自分が何らかの状況に巻き込まれて見張られていたり、尾行されていたり、盗聴されていたり、噂をされていると感じている状態です。
これに対して後者は、自分がいかに偉いか、選ばれし存在であるかということを信じ切っている状態です。
その他にも、身体的に異常があると思い込んでいる場合もあります。
このような妄想に対しては、どんな説得も証明も意味がないのですから、患者の状態をよく把握・理解して対応することが重要です。

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次は、考えがまとまらず支離滅裂で、聞き手は患者が何を言いたいのかを理解出来ない状態です。
また、このような症状の他にも、考えることを中断し、急に黙り込んでしまうこともあります。
3つ目は幻覚です。
人間は視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚を刺激されることで自分の周囲の世界を認識しています。
しかし統合失調症の場合には何の刺激も受けていないのに何かをされているように感じるのです。
中でも最も多く見られる症状は幻聴です。
これは聞こえないはずのものが聞こえます。
非難されたり命令されたりと、被害妄想に似ています。
その他にも五感に関する異常が多々見られます。
4つ目は行動障害です。
これは興奮して騒いだり、独り言を言ったり、急に笑い出したり、歩き回ったりします。
5つ目は被害妄想に似ています。
自分の感情や考えが他人にバレていると確信したり、誰かに操られていると考えたりします。
そして6つ目は残遺状態です。
これは幻聴や妄想などと言った積極性が見られる陽性症状とは異なり、喜怒哀楽や感情表現が乏しくなります。
また、残遺状態では周囲に対して無関心になり、他者とコミュニケーションを取ろうとしません。

さらに、残遺状態では意欲がなくなっており、一日中ゴロゴロしていても飽きないほど自分だけの世界を作ってしまいます。
このような状態の場合には、薬の効果だけでは不十分なので、作業療法やレクリエーションなどを行って症状の改善を図ります。

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