統合失調症 遺伝 孫

統合失調症の孫などへ遺伝のしやすさについて

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統合失調症の罹患者は100人に1人程度といわれ決して珍しい病気ではありません。
しかし、幻聴や幻覚が起こり人とのかかわりが難しくなったり、無気力で引きこもりがちな時期などがあり社会生活に支障をきたし家族としては心配になる病気です。
ましてや、血縁関係者にこの病気を発症している人がいると不安になってしまいます。
では、この病気は遺伝とどの程度関係があるのでしょうか。
祖父母や両親が発症した時に孫や子供達が同じ病気を発症してしまうことが病の遺伝性といいます。
これを調べるには同じ遺伝子を持つ双子で比較することになります。
そして双子で調査した結果、一卵性双生児で統合失調症を患う一致率は約50%、二卵性双生児の場合は約15%というデータがあります。
このことから、遺伝子が異なる二卵性双生児の方が一致率が下がることから遺伝は否定できませんが、一卵性双生児で100%ではないため環境などその他の要因もかかわっていることがわかります。
そして、親子や兄弟、親戚、孫で調べたデータもあり、両親共にこの病気を患っている場合の子供の発症率は約40%、片親だけの場合は約15%、孫やおい、めいの発症率は約1〜3%、兄弟姉妹の発症率は約10%となっています。

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統合失調症を発症する原因はまだ明確に解明されていませんが、複数の原因が重なった結果発症すると考えられています。
そのため、糖尿病や高血圧、アレルギーなどと同じように多因子疾患となり、親や祖父母などがそうであれば、子供や孫などが必ず病気を発症するものではありません。
ただ、発症しやすい体質を引き継いでいることになります。
発症しやすい体質は避けることができない事実ですが、統合失調症の原因として指摘されている要因の中には工夫次第で避けることができるものもあります。
その要因にストレスや環境などが挙げられます。
ストレスは現代社会の中で必ず存在し避けられません。
しかし、ストレスと上手に付き合える工夫をしたり、ストレスが過剰にならない環境を意識する必要があります。
このような工夫で統合失調症の発症確率を低くすることができます。
この病気を患っている人の60〜80%は血縁者に罹患者がいないという報告もあります。
ですから、統合失調症の親族がいるということを悩まずにリスクを知ることで発症を避ける工夫ができると前向きにとらえることができるのです。

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