統合失調症 予後不良因子

予後不良因子が潜む統合失調症を学びます

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統合失調症とは、妄想や幻覚を見るようになる病気です。
この病気は、寛解(完治したとほぼ同義語ですが、精神科では完治という言葉は使いません。)するはずの病気ですが、患者の3割は予後不良因子を持っているため、難治性になってしまいます。
寛解出来るか出来ないかは予後不良因子の有無にかかっているのです。
統合失調症における予後不良因子は主に4つほどあります。
1つ目は、低年齢での発症です。
とは言っても、生まれたばかりで症状が現れるわけではなく、ちょうど思春期に症状が現れます。
思春期にもなると、親を含む大人との会話が減って来ます。
また、健常児であっても感情の揺れ幅が大きくなるため、周囲の人から気づかれにくいのです。
しかし、この年代は人格形成の途中の時期で、人とのコミュニケーションの取り方や社会性を学ぶべき年齢です。
統合失調症を患っている場合には、社会性を知らずに立ち止まってしまうため、予後不良になってしまうのです。

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2つ目は、発症する前の社会的・職業的技能が低い場合です。
発症するとその時点で人格形成されてしまうため、たとえ寛解したとしても、患者の時間は止まったまま社会に放り出されてしまうのです。
ですから、再発することが多いです。
3つ目は、統合失調症の家族歴があることです。
家族の中で統合失調症を発症した人がいた場合、遺伝的・生活環境的になりやすいのです。
一度発症すると回復しにくいのが特徴です。
そして4つ目は、症状が陽性ではなく陰性であることです。
統合失調症においては陰性の状態が現れている時に治療が行われます。
しかし、陰性の場合は陽性の時と比べて、圧倒的に薬の開発が進んでいないのです。
ですから、決定的な服薬治療が出来ません。
この病気の患者にとって、最大の障害は自分で薬の管理をすることが出来ない点にあります。
処方された薬を決められた時間に決められた量、服薬出来なければ治るものも治りません。
その他にも、通常は自分一人で出来るはずの日常生活をまともに送れないため、仕事をするなど到底無理な話なのです。

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